2014年2月22日土曜日

綺麗なものは綺麗でいいよなーと思う、って話






今週末の本番が一個無くなったので、毒気を抜かれたように家にいながら
3/22・23の新作オペラ「源氏物語」と、3/29の山梨でのコンサートの暗譜に勤しんでます。
どちらも新しい曲なので丁寧に読みこみたいと思います。


家にいながら母と話をしていたら、雪の時のことでこんなことを言っていました。


「朝起きて外を見ると、まあどうしようかと呆然としたけれど、
一面真っ白で、こんな景色ははじめてだなーと思いながら、それがとても綺麗だった。
雪かきしてても、晴れた空が雪に映って、真っ白なはずの雪が青く光って、
これは不謹慎かなーとか思いながらも、すごく綺麗だなーって思ってたの」


青く光る雪なんて見たことないですよ僕は。
雪国の人たちには当たり前の風景なのでしょうか。
それはそれは綺麗な景色だったろうなーと思います。
僕も見たかったな。



ここで母が「不謹慎かなーと思いながらも」って言ったところに
どうも僕は引っかかってしまったんですけれども。
その気持ちはわかりますけどね。

どうも「大変な状況」にあるときに、美しさや楽しさといったポジティブな感情を抱くことが
不謹慎と言われるようですね。



僕なんかは、いつでもどこでも、自分が楽しいと思えば楽しめばいいと思うし、
美しいと思えば美しさを賛美すればいいと思います。
でもそうでない心の動きもあるんですね。

不謹慎とは、つまり、
「不分別な発言や行動によって、それを見た第三者が不快に思うことが想定される状態」
とでも言い換えられるでしょうか。


だとすれば、「雪が青くて綺麗ー」とかいうのは、全然不謹慎じゃない気がしますが。
雪の美しさを感じることは、誰からも批難されることではないでしょう。





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