2014年1月23日木曜日

世界はすべて魚だ!という話






魚を食べるのが上手い人、いますよね。
あるいは、魚をさばくのが上手い人。


僕は魚を食べるのが下手です。あんまり綺麗に食べられません。
手先の不器用さと、細々したことをやり通すのが苦手な性格と
海無し県育ちだということにその原因を押し付けます。

でも、魚を自分でさばくようになってから、魚の食べ方も少しだけ上達しました。

天才的に美しい食べ方・さばき方というと
また少し話が違ってきてしまうんですけど、
ある程度なら誰でも上達します。


魚の「骨」がどういう風になっているかを理解してしまえばいいんです。
くわえて、骨の周りにある「筋肉」がどんな方向でどうついているのかも理解すると
あっという間に魚の身の外し方は上手くなります。

絶対的に身を外しやすい場所と手順ってあるんですよね。





あらゆるものごとにも同じことがいえるかもしれません。
上手くいかない仕事や作業の、その概要を眺めたときに
どこに「骨」があって、それがどのような構造をしているのかを理解できると
なにから手を付けていいかや、どうやって手を付けたらいいかがおのずとわかります。



どうやったら「骨」をみつけられるかというと、
一番手っ取り早いのはその場所を知っている人に聞いちゃう、ってやつですね。
聞いてみると、結構教えてくれます。

なんでかっていうと、
本当に大切なことを知っている人って、
それを知るまでの自己分析とか状況把握が優れていて、
そういう人って傾向として自分の知識を誰かに共有することを惜しまないので。

子細なやり方は教えてくれずに「とりあえず数をこなしてみなさい」と諭す人でも
自身が本当に大事なところを理解していると、「こんなことに気をつけるといい」と
注意点をいくつか与えてくれたりします。

僕も、本当に優秀な先生って惜しげもなく芸術のテクニックや考え方を
“シンプルに”教えてくれるっていう印象があります。



自分でやっていく場合には、常に「骨はどこだ。この作業と問題の根幹はなんだ。」と
常に頭の中で自分に問いかけながら取り組むことが大事です。
いつもいつもその視点があると、意外と早く「骨」まで到達できます。



「骨=コツ」ですから。
やっぱりコツを掴むことができると、なにごとも上手くいきやすいようです。


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