2014年2月16日日曜日

関東甲信越での1メートル級の積雪は災害だ、という話




関東の雪がやばいです。

東京西部や山梨県全域、長野県、群馬県、静岡県など。
普段大雪が降らない地域での一晩で1m級の積雪が、甚大な被害をもたらしています。
僕の出身は山梨県甲府市なのですが、一昨日の夕方から
雪による帰宅困難などの情報が家族や友人から寄せられていました。


1mの積雪なんて東北じゃあ当たり前だから大したこと無い

という論点はまったく意味をなしません



普段は1cmも積もれば大雪とかいっちゃうような地域で
突如一晩にして1mも積もってしまった



ということがヤバいのです。


世間が思っているほど、山梨県甲府市は雪の降らない地域です。
一年に3回降れば「今年はたくさん降ったねー」と話のネタになり、
1回で2cmも積もれば「今年は大雪だねー!!」とみんなで驚くぐらい
雪が珍しい地域です。




僕の実家の物置が半分埋まってます。
屋根の上の雪の量もすごいですね。百人乗ってるぐらいの重さかもしれません。



実家の駐車場には大きな屋根がかかっているため車は埋もれていませんが、
そのかわり道が雪で埋め尽くされているために車道へ出ることも出来ません。



山梨県でも、北杜市などの雪の多く降る地域では除雪車が普段から稼働してますが、
甲府市などの盆地の底の地域では除雪車なんて生まれてこのかた見たことありません。
ってことで、みんな自力で雪かきをするほかありません。




ウチの両親はまだまだ元気な年齢だし、近所に若い人もいるので
実家の近所はこのように人の通れる道ができているようですが、
お年寄りしかいない地域も県内にはたくさんあるので、
そういった場所では家の外に出るのもままならない人がたくさん発生していると思われます。

やばいです。災害です。


北杜、上野原、南部、身延、早川などでは停電の世帯も多くあると昼の時点で報道がありました。
とくに、早川、南部、身延では14日から2日間にわたって停電している世帯もあるとか。


中央道、中央線、身延線は雪に埋まり通行ができないどころか、
雪に埋まったまま立ち往生している車や電車車両が多くあり
車内避難したまま一晩以上を過ごしている方もたくさんいます。


幹線道路が軒並み通行が難しい状況なので、県内外からの物流がストップしているため
食料品や生活必需品の供給が圧倒的に足りない状況がしばらく続くと予想されます。
また、緊急車両の通行も難しい地域が多いため、急病人や火事などへの対応が遅れる可能性も有ります。



全国区のテレビでの報道が少ないのはなぜだ、もっと報道してくれ、
という指摘もありますが、報道機関が現場に到着できないほど交通がやられています。
素材が無いため報道が出来ない、という側面があると思います。
じじつ、東名高速の渋滞の映像はおおくテレビのニュースでも取り上げられています。
報道陣が現場に到達して、豊富な映像資料を確保できるからです。



山梨県内に限らず、災害の状況を映像に撮りましょう。
そしてそれを各報道局に提供しましょう。
全国に報道が広がれば、公共機関やNPO、政府の協力体制がより強化される可能性があります。


まずはこの災害による死傷者が最小限に抑えられることを祈ります。
週の真ん中でまた雪が降るという予報もありますので、予断を許さない状況です。



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