2014年2月3日月曜日

スペインのカブ祭りから考える合理化の落とし穴、の話






昨日テレビで見た、スペインの村で行われる「カブ祭り」がスゴくて。


イッテQで話題のカブ祭り「ハランプラス祭り」が痛すぎる件NAVER まとめhttp://p.tl/euVx


ハランプラスという「鬼」のような役回りの人に、村人が全力でカブをぶつけるという祭り。
厄を払って、1年の幸福を祈るようです。


最大で赤ん坊の頭ぐらいあるカブを、5000人がひとりの男性に向けて投げるんですよ。
もう、すごいすごい。

カブをぶつけられる「ハランプラス」役の人物は、
重さが60kgもある防具兼衣裳を着て村を練り歩きます。


百聞は一見に如かず、なので、動画ものっけます。





日本では本日2月3日が、鬼を退治する節分です。
僕たちは豆をまきますね。
鬼はお面をかぶります。

彼らは、カブを投げます。
ハランプラスは重量60kgのプロテクター付き衣裳を着込みます。




◆合理的に、の思考は何かを葬り去る危険性がある


僕、テレビの放送見ながら

このプロテクター、最新素材にしたらめっちゃ軽量化されて楽なのに

と思わず考えてしまいました。
決して間違いではないけれど、それで失われるものもありますよね。


この祭りのある村の男たちのなかには、
1年に2人しか抜擢されないハランプラスの役に抜擢されるのを
十数年スパンで待つような人もいるようです。

しかも、この役になると、村に(教会に?)百数十万円支払うんですって。



そこまでしてやりたいの!?と思いますよね。
でも、彼らは、そこまでしてもやりたいんです。



そしておそらく、その「そこまでしてやりたい」気持ちは、
プロテクターを軽量化してしまうと失われてしまうような質のもの。

すべてを合理的に、コストを低くすることができないか、という視点でみることはできます。
が、だからといってすべてを合理化することが善というわけではありませんね。


日本では、「すべて合理化が善」の思想が力を持っているようなところがあります。
たとえば、節分で落花生撒くとか。ビニールパックに入った大豆撒くとか。
それはそれで片付けも楽だし、食材を無駄にせずに済んでいいんですけど。

にもかかわらず、既得権益については手を触れない、という雰囲気もありますよね。
不思議な国ですよホントに。



動画見ていただいたらわかると思いますけど、カブ祭りに参加されてる方、
みんなめちゃくちゃ楽しそうなんですよ。
街中カブだらけになるし、流れ弾のカブに当たってアザができたりすることもあるけど、
めちゃくちゃ楽しそうなんですよ。羨ましいぐらいに。


ハランプラスに入りたいとは思わないですけどねっ!

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