2014年2月26日水曜日

春こそ食欲の季節!という話







買い物してるとすっかり春ですね。

菜の花・蚕豆・グリーンピース・ふきのとう・鰆・貝・めかぶ・せり・みつば

こんな時期には毎週レストランや割烹に通い詰めて
春の食材で身体が構成されてます!ぐらいに食べ続けたいです。


食べ物が一番楽しみな季節って、やっぱり春じゃないですか?
冬の食べ物も美味しいけれど、ずーっと寒い中こっくりとしたものを食べてて、
身体も固ーく重ーくなっているころに、春野菜の苦味や香りが沁みるんですよね〜…。


青々とした豆は元気をパンパンに詰めたような味がするし、
青菜の苦味はなによりの滋養になる気がするし、
春の食べ物は冬の間に溜め込んだ毒素を、ぜーんぶ出してくれるような気がします。
それこそ、身体のなかをフレッシュな状態にリセットしてくれるような。




小学校にあがる前は平屋に住んでいて、そこの庭には大家さんの畑があって
母がその一角を借りて少ないながらも野菜を育てていました。
アブラナもそこに植えられていて、だから春先には毎日もぎたての菜の花を
どんぶり一杯に茹でて辛子醤油をつけて食べてました。いま思えば贅沢だったな、と。
だって、スーパーで1束買えば350円くらいでしょ?
それを惜しげもなくわんさか食べてたわけですから。




小学生の頃、母方の親戚の家に行くと料理好きのおばさんが、
たらの芽やコシアブラをたくさん天ぷらにしてくれました。
コシアブラの天ぷらなんて、あれ以来食べてないけれど、
とっても美味しかった記憶だけが残っています。




イタリア人はアスパラガスを買うために特別に貯金をしていると聞いたことがありますけど、
僕だって春の食材には特別予算を組みたくなっちゃいます。
春の貝を数種類集めてあさりのジュで炊いたリゾットとか、
ちょっと奮発してグアンチャーレ買ってきてホワイトアスパラとソテーでオランデーズとか、
ウドとたらの芽をさっと炊き合わせて黄身酢がけとか、
ほたるいかと蚕豆で炊き込みご飯とか、
桜鯛を焼き上げて鯛めしにして粗く刻んだ野芹をたっぷりとか、
そういう贅沢したいです。


あー、春ってなんてウキウキするんだろう!



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