ありがたいご縁をいただきまして、
5月から「河口湖オルゴールの森」にて歌をうたうお仕事をしています。
どんな感じで歌っているかというと、こんな感じ。
「オルゴールと歌ってるんでしょ?」と驚くなかれ。
こんなにでっかい楽器たちとの共演です。
豪華なアンティーク家具と見紛う彼らこそ、歴史ある自動演奏楽器。
その昔、ダンスホールやお屋敷の広間に設置されて、
パーティのBGMやダンスの伴奏として活躍したそうです。
動力は電気ですが、その力は内蔵された"ふいご"を動かすのみに使われ、
そのほかの機構はすべて空気の力で動かされます。
もちろん楽器の演奏も空気の力。
なかにはパイプオルガンが入っていたり、ピアノやヴァイオリンが入っていたりと
さまざまな音色を楽しむことができます。
楽譜はロール紙に穴の空いた状態のもの。
その穴を空気が通り抜けることにより機構が動く、というわけですね。
こちらはなんと、タイタニック号に乗船するはずだった自動演奏楽器。
直前に、人間の楽団が入ると決まったことによって、
今こうして河口湖の湖畔に鎮座しているわけですね。
ちなみに、上2枚の写真の左側にいらっしゃるのは、
「オペラ歌手とオルゴールの共演」をはじめとしたイベントの
進行役をされているピエール石澤さん。
このほかにも手回しオルガンなんかもあるのですが、
その音色もさることながら、建築・仏像・工芸好きの僕としては
各楽器に施された木工の美しさに息を飲みます。
特に手回しオルガンなんかはその繊細な寄木細工の装飾が素晴らしくて、
いまでも伝統工芸品として製作されているようです。
自動演奏楽器だけじゃなくて、サンドアートと生演奏のコラボとか、
季節の樹々花々の庭園とか、富士山の眺めとか、ヨーロッパ調の建築とか、
見所たくさんあるので、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね!
河口湖オルゴールの森
〒401-0304
山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077−20
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