2013年12月12日木曜日

物事の悪いところを見ようとするよりいいところを見ようとした方が学びは豊か になる、という話







ナンシー・メイヤーズの監督作品
「恋愛適齢期」(原題「Something' Gotta Give 」)
僕の好きな映画のひとつなのですが。
(ダイアン・キートンがチャーミングだし、ジャック・ニコルソンがキュート)
そのDVD特典のニコルソンとメイヤーズによる音声解説の中で
ニコルソンがこう言います。


僕は昔から俳優が大好きで、悪いところよりいいところを見ようとする。皆は映画を見るとき批判的になりがちだが、僕は何が効果的かを知りたい。だから他の俳優の演技を見て、いいところを吸収しようとする。共演者の演技は完璧だと決め込むんだ。そこから学ぶんだ。



この言葉に出会ってから、物事の見方が変わりました。



世間の、世界の、気に入らないことを見つけるのはとても簡単ですね。
僕らは時に「自分なりの見解」を物事にあたえ、批評家のような立場をとることがあります。
もちろん批評は悪いことではありません。
悪いのは「すべてが批判に繋がるモノの見方」でしょう。
以前の僕はどちらかといえば、
物事の「悪い部分」を的確に指摘することがすごいことだと思っていました。


けれどもこの言葉に出会ってからは
自分が出会った出来事や人物について、なにかを言いたくなったら、
まずできるかぎりの「良い面」を見つけ出してあげることにしました。
対象が「どれだけ悪い要素を持っているのか」よりも
「何が効果的で、私に新しい学びをもたらしてくれるのか」を知るのです。
マズい素材をいくら集めても美味しい料理はできません。
自分が美味しい料理を作りたければ、まずは美味しい材料を集めることからですものね。




ナンシー・メイヤーズの作品は大好きです。
恋や仕事に悩んでいる女性の姿がとても魅力的に描かれているし、
どんなに辛い場面でも、どの登場人物もジョークを忘れません。





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