2013年12月29日日曜日

山野流ワインの楽しみ方〜ビギナー編〜をご紹介します!という話







昨日、ワインは誤解されることが多いけど、本当は楽しいお酒ですよ!という記事を書きました。


山野靖博の『ちょっとく』
ワインの3大誤解(難しい・渋い・悪酔い)を山野靖博が解消します!という話 
http://p.tl/ksgu


今日はそこから一歩進んで、山野流ワインの知り方をお教えしようと思います。
まずはいろいろ飲んでみて「美味しい or 美味しくない」「好き or 嫌い」でいいと思いますが、
そこから知識を増やしていくとより楽しめることもあるので。
僕だったらこんな切り口からワインを学びたいな、という方法を書いてみます!



ワインに興味がある初心者さん必読です!




まずは品種で好みを探れ!


ワインって種類がありすぎて、どこから手を付けていいかわからない!という思いありませんか?
僕もありましたし、今でもあります。
「ワインに詳しい友人に相談したら、あのシャトーを飲めとか
 とにかくグランクリュを飲めとか言われて、よくわかんなかったー」
とかいうケース結構あるような気がします。

ワインに於いてシャトーとはワイナリー、クリュとは畑のことをいいます。
有名シャトーや有名クリュから順に飲んでいくという手はもちろありますし、とても勉強になりますが、
往々にしてその学び方は「フランスワインに特化」しています。
最近のワイン界の世相は、伝統あるワイナリーはもちろん、若い生産者や
新しい地域の飛躍が目覚ましいものがあります。
僕は今回あえて、伝統よりも今の時代のワインの気分を楽しむことこそ、
ワインの入り口として相応しいのではないかなーと思い提案をしています。


では、シャトーでもなく畑でもなく、何を指標に手を付けていったらいいのかというと、

ズバリ、品種です。


ワインはブドウから作られます。
そして、ワインに使われるブドウの品種(ブドウの品種とは巨峰とかマスカットといった分類のこと)は世界中に何百とあります。
ただ、その中にもやはりメジャーな品種があって、そういうもののことを特に
国際品種と呼んだりします。
何百も品種のなかでは、ある特定の地域でしか栽培されないものが多いのですが、
この国際品種と呼ばれるブドウたちは、世界のあちこちで栽培され、
その土地の特徴や作り手の理念を反映したワインがさまざまに生まれます。

世界中で栽培されるブドウ品種をまず一通り飲み比べて、その特徴を知り、
自分の好みを見つけてしまう。これが今後ワインを飲み比べるときに非常に役立ちます。
自分の好みと大まかな品種の傾向がわかっていれば、その他のどんなワインも比較できるようになるからです。


〜それで、どんなワインを選べばいいの?〜


で、どんな品種を飲めばいいか。
まずはこのページをご覧下さい。

【楽天市場】コノスル(チリ・ワイン)
タカムラ ワイン ハウス 
http://p.tl/VfLV


楽天市場さんの通販ページです。
コノスルというチリのワイナリーの商品だけが集まっています。
まずはここのワインを端から飲むことをおすすめします。

なぜワインの本場ヨーロッパではなく、チリのワイナリーをおすすめするのか。
理由はこんな感じ。
・とにかく安い!
・とにかく美味い!
・品種の特徴を綺麗に表現した作り方をしている
・スクリューキャップが多くて開栓や保存が簡単

安くて美味しいというのは必須条件です。ボトルが700円台からですからすごい。
はじめから高いワインでガンガン勉強できる環境があればいいですが、
コストを抑えてもワイン経験は増やせるというのが今の時代のいいところです。
そして、多種多様な品種によるワインがこのワイナリーだけで楽しめて且つ、
それぞれの品種の個性を十二分に表現したワイン作りがこのワイナリーの信条であることが
ワイン初心者の初期教材として最適なのです。


端から飲んで、と言いましたが、特に以下のものに絞っていただければ
国際品種は完璧です。


赤ワイン
・カベルネソーヴィニョン Cabernet Sauvignon →こちら
・メルロー Merlot →こちら
・シラー Syrah →こちら
・ピノノワール Pinot Noir →こちら

白ワイン
・シャルドネ Chardonnay →こちら
・リースリング Riesling →こちら
・ソーヴィニョンブラン Sauvignon Blanc →こちら


全部ブドウ品種の名前です。とりあえずこの7つを覚えておけば怖くありません。
まずはこれらを飲み比べてみて、赤白一本ずつお気に入りを見つけてください。
お気に入りが見つけられたらこちらのものです!
あとはワクワクのワイン街道まっしぐら!!!




好みの品種とともに世界を飛び回れ!


前回の章で好みの品種が決まったと思います。
そうしたら、その品種の名前だけ覚えて(あるいはメモをして)お近くのワインショップへ行きましょう。
店内を見回すと、マイ品種の名前がアルファベットで書かれたワインを見つけることが出来るでしょう。
そこから何となくフィーリングで選んで買ってみてもいいと思います。
ラベルが可愛いから!とか、フランスに行ってみたいから!とか、理由は何でもOK^^


自分で決めかねる方は店員さんに聞いてみましょう。
合い言葉はこれ。


「この品種の、フランス・北イタリア・南イタリア・アメリカで作られたものを教えてください」


この一言に予算も添えましょう。
一度に全部を買う必要はありません。
今日はフランスだけとか、今日は白ワインだけとか、
好きなペースで赤白4地域、計8本を飲み比べてみてください。
地域ごとの傾向がかなーり大雑把にですが、感じられるはずです。

一通りの見比べられたら、その国の色んな地域で作られたワインを飲んでみましょう。
そのなかで好みのワインが必ず見つかってくるはずですよ!


〜自然環境による傾向〜

ワインは農産物です。そのため、作られる地域の気候条件によって味に大きな影響が出ます。
フランスワインがワインの代名詞だったころは地方とシャトーとクリュがモノを言う時代だったので
特に畑の土壌を知ることがワインを理解することに繋がっていました。
もちろん土壌はワインにとって今でも大きく影響を与えますが、
ワインを飲みはじめたばかりのときは、畑が石灰質だとか粘土質だとかよりも、
そのワインが作られた土地の大まかな気候をイメージしておくことの方が大事です。


基本的な傾向として、


寒い地域スッキリとした味わいで、酸味が強くなる
暖かい地域シッカリとした味わいで、甘みが強くなる


ことが多いです。
もちろん生産者の考え方やその年の気候変化によって程度は変わりますが。
生産地の緯度が高くなるごとに寒くなり、赤道に近づくごとに暖かくなります。
また生産地の高度が高くなるにつれて寒くなり、低くなるにつれて暖かくなります。
海のそばが生産地でしたら、その海が暖流なのか寒流なのかで影響も出てきます。

ここまでくると、絶対にワインが面白くなっているはずです。
同じ品種なのに国が、地域が変わるだけでこんなに味わいに変化が生まれるのか!と
そんな経験をした瞬間に、ワインを取り巻く魅力に虜になること間違い無しです!




あとは気の向くまま好きなワインを飲むべし!飲むべし!飲むべし!


ここまできたらもう大丈夫です。
世界中にある数多のワインを渡り歩く準備ができました。
好きな品種を飲み尽くすも良し、好きな国を飲み尽くすも良し、
5大シャトーやグランクリュに挑戦してもその良し悪しと自分の好みがわかるようになっているでしょうし、
国産品種に限らず興味のある土着品種(=ある地方で栽培されている固有の品種)にチャレンジしてみても新しい発見があるはずです。
生産者に注目をした選び方も面白いと思いますし、なにより日本のワインに目を向けてみても素敵な出会いがあるはずです!


ワインがわからない、という状態はただ単に、自分の中に価値判断のサンプルがないだけです。
そのサンプルとしてまずは、品種と地域にテーマを絞ってみました。

手軽なテーブルワインでも高品質なものが溢れかえる現代です。
その恩恵を存分に受け取りながら、人生の楽しみ方のひとつにワインを加えていただけると嬉しいです!







☆出演情報

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Cloud of Arts 主催

廣橋英枝&山野靖博 デュオリサイタル




日時 2014年2月23日(日)   
   14:00開演 (13:30開場 15:50終演予定)


会場 山梨県立図書館2階 多目的ホール(全162席)
チケット 全席自由3000円
出演 廣橋英枝(ソプラノ)

   山野靖博(バス)

   林正浩(ピアノ)
お問い合わせ 08050946204(山野)

       y.unyou.y@gmail.com(山野)
チケットお取り扱い
     岡島友の会、山交友の会、内藤楽器丸の内店、コラニー文化ホール


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