アメリカ・ボストンのバークリー音楽大学で、
音楽とテクノロジーいかにビジネスに結びつけるかを学べる
起業センターが設立されたようです。
バークリー音楽大学の起業教育
http://p.tl/ccQ4
バークリー音楽大学といえば「ジャズの音大」というイメージが強くて、
渡辺貞夫さんや上原ひろみさんの名前がぱっと浮かびます。
ジャズも含めた現代の音楽を扱う教育機関としてのキャラクターがあるそうです。
設立されたセンターの目的は、
学生が卒業するときに、自分を市場に売り込むことができ、契約交渉の能力をつけられ、ビジネスをはじめられるようにすることだとか。
なんと素晴らしい取り組みでしょう!!!!
具体的な方法とかは、見つけられていないんですけど、
テクノロジー(Youtubeなどのウェブサービス)を利用して自分を売り込む術を学んだり、
もしかしたら自分でサービスをローンチする方法や、
音楽とテクノロジーをどういう風に融合させていけば成功を手にすることができるかを、
各分野の先行事例からの考察したりもするんでしょうか。
なんにせよ、既存の劇場やレーベルからあぶれた音楽家にも
自立の術を与えることを目指す取り組みは尊いと思います。
僕自身にも言えることですが、演奏や自作品の質の良し悪しとは別に、
自力で成功しようと思えば自己プロデュース力やマーケティング力が必要不可欠ですから。
けれど哀しいかな、そういうノウハウを教えてくれる機関は日本には少ない(というか無い?)。
たまーにセミナーとかがあったりしますけれど、本来なら音大や芸大で講座開設して、
必修ぐらいの勢いで教えた方がいいんじゃないかなって思います。
特に東京芸大の話になりますけど、卒業して進学も就職も研修所通いも選択しない人は
否が応でも個人事業主として独立することになるわけですし、
そのときの身の守り方や道の歩み方を学生時代に知る機会だけでもあれば、
不幸な音楽家と、その不幸な音楽家に食い物にされる不幸な音楽愛好家が減るような気がするんですけど・・・
ということで、このバークリーの取り組みがじわじわとでもセンセーショナルにでも
成功を結んで、それがグローバルスタンダードになっていけばいいなと思います。ほんとに。
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