2014年11月5日水曜日

「20年後には今ある仕事のほとんどは無くなってヤバい」とか言うけどむしろ良いことじゃん!歓迎!と思う








最近色んなところで話題になっている「20年後には今ある仕事のほとんどが無くなってる」問題。

Google CEOのラリー・ペイジ氏もインタビューにて同トピックにコメントしたそうです。



グーグルCEO「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。」リーディング&カンパニー株式会社http://lrandcom.com/automation



僕はどちらかと言うと、テクノロジーはどんどん発達してもらって、
無くなる仕事は無くなったらいい、と思っています。



◆これから無くなる仕事とは

つまり、機械やロボットで大体出来る仕事ですよね。
単純作業や計算系の仕事。工場やトレーダー関係でしょうか。
車が自動運転になれば世の運転手は軒並み必要なくなるでしょう。
タクシーもバスも。車で出来ることは電車や飛行機でも可能でしょうし。
農業や畜産も99%の工程を機械化できるでしょうから、生産業はほぼ無人化ですね。
販売業も、自動配達や3Dプリンタが発達したらほぼほぼ必要なくなりますね。
医学や介護分野もある程度機械化されていくでしょうね。
通院しなくても少量の血液サンプルと血圧などのデータで診察できたり。
歯の診察なんかは、インプラントがさらに高度化しつつ安価になって
虫歯になっても関係なくなるかもしれません。
自動通訳や自動翻訳とかもできちゃったりして、語学に携わる人員にも変革が生じます。
ひとつの業種に携わる人手が少なくて済むわけですから
その流れで、各関係派閥も縮小されて、政治も小さくなっていくのではないでしょうか。


◆無くならない仕事とは

これは難しいですけど、新しいテクノロジーについての業界はドンドン生まれて継続していくでしょう。
ロボットとかの産業はなくならないでしょう。
あとはエネルギー産業。化石燃料はもちろんですが、
現段階では効率の悪い再生エネルギーも20年ぐらいで進歩するでしょう。
それと宇宙産業。移民政策やエネルギー政策で宇宙への進出は活発になると思います。



◆お金がなくなるんじゃないか

仕事が無くなると、働き口がなくなって、
生活できなくなる人がわんさか出てくるんじゃないか、という懸念から
多くの人が警鐘を鳴らしているこの問題。
現段階は移行期間で、実際そこで仕事が無くなっている人たちは
苦しい生活を強いられていたりするわけです。
僕なんか駅の改札は自動しか記憶に無いですけど、昔は人が立っていたわけですから。
高速道路のETCじゃないところはいまでもそうですけど。


もしテクノロジーの進歩が進んでいって、多くの仕事が無くなった場合、
そして新しい仕事のかたちが生まれてきた場合、お金のかたちが変わるんじゃないかなと思います。
お金、なくなるんじゃないかって。
もう少し詳しく言えば、今使われている世界の紙幣や貨幣がなくなるんじゃないかって。


お金のかたちが変わるなんて、そんなこと俄には信じられないですけれど、
近年でもお金のかたちが変わる事象はあったわけです。
ひとつは、アメリカが金本位制をやめたとき。
世界のお金の為替が、変動制になったとき。
ニクソン・ショックに起因するので、1971年のことです。
為替で儲けるなんて発想が出てきたのは、このときからです。
お金のかたちが大きく変わっていますね。


江戸時代は、売掛の文化ですから、
大きな買い物なんかは貨幣が登場せずとも取引ができていたわけです。
慣習的に金本位制・銀本位制が成り立っていたからこそでしょうね。
いまの日本の一般人は現金かクレジットが無いとそれほど自由には取引ができませんね。



働く必要がなくなりながらも、様々な生産物が機械によりつくられるようになり、
ロスが少なく大量生産ができればそれぞれの単価は安くなるでしょう。
あるいは仕事が無くなることにより急激なデフレとなって、
現在の経済のかたちが崩壊するかもしれないわけです。なにが起こるかはわかりません。
仕事がなくなる、ということはつまり、仕事をしなくてもよくなくなる、ということの裏返しでもあります。
古代ギリシャの奴隷が、ロボットに置き換えられたようなものです。
富は局地的に集中し、それもその集中具合が半端無いので、
世界の有力実業家十数人の資産で、世界中の人類を食べさせることも可能になるかもしれません。
国家の社会福祉としてではなく、民間の富の再配分によって、
多くの人が働かざるとも食べていけるようになるのではないでしょうか。
そうなると、ほぼ、今と同じような仕組みのお金の価値はなくなっていきますよね。

アメリカの金本位制がなくなったように、変動為替というマーケットが誕生したように
世界中の紙幣貨幣がなくなる。起こりえないとは言えないですよね。



◆そんな世界でなにをするのか

そこで僕らが何をするのか、というと。
よりクリエイティブなことです。
テクノロジーにより多くのリソースが割かれていくことでしょう。

研究や開発がより活発になっていくでしょう。
医学は進歩し、宇宙産業は躍進し、地球環境はどんどん改善され、
人類の生活レベルは平均化・画一化され、それでいて人類の生活スタイルは細分化されていくでしょう。

クリエイティブといったって、芸術だけに限ったことではないですからね。
より楽しい生き方や、より優美な時間の過ごし方に注目が集まっていくでしょう。
ある人はより豪華でエキサイティングな生活をのぞみ、
ある人はより質素でピースフルな生活をのぞみ。
現代にもある生活スタイルの好みの違いが、より推し進められていくでしょう。

声楽家の僕からしたら、音楽やアートがどのようなかたちになっていくのかにとても興味がありますが、
今よりもただ楽になるということはあり得ないでしょう。
でも、生活をすることに頭を悩ませることはなくなりますから、
ただただ日々、芸術に没頭することができるようになります。素晴しいですね。







本当に、こんな未来が来ると、僕は思っています。
20年後、現在の仕事のほとんどが機械によって代行されたとして、
さらにその先にやってくる未来は、とてもクリエイティブな時代なんじゃないでしょうか。
楽しみだなー!






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