2013年8月21日水曜日

8/21 僕が同世代の若者にクラシックコンサートをすすめる6つの理由〜幸せの効能〜


暫く前ですが lifehacker さんに

幸せについて本気で考えた研究者の6つの成果 
http://p.tl/UZnM

という記事がありました。

その中に書かれている「6つの成果」とはこんなかんじ。



  1.ネガティブな考えを(文字通り)ゴミ箱に捨てる

  2.想像力を駆使する

  3.ものではなく、経験を買う

  4.与える

  5.瞑想する

  6.集中する



この項目はそれぞれ、幸せの達成に大きな意味を持っているとか。
人間が幸せを感じるために大切な要素があげられているのです。


しかし!なんと!まさしく!

これこそ僕がみなさんに、
クラシックコンサートへ足を運ぶことをおすすめする理由
そのものではないですか!

というわけで、生活の中に幸せを演出するにはクラシックコンサートが最適。
それはなぜなのか?
ひとつずつご紹介します。



1.ネガティブな考えを(文字通り)ゴミ箱に捨てる


元の記事ではこんな文章で説明されています。



詳しくは元記事参照という感じですが、
「ネガティブな思いを紙に書いて、その紙を物理的に捨ててみるといい効果がある」
とのこと。

なのでみなさんはこんなふうにチャレンジをしてみましょう。

・クラシックコンサートに行く時間なんてあるわけない

・クラシックコンサートに割くお金は勿体ない

・クラシックコンサートなんて私には相応しくない etc....

クラシックコンサートに行く、と考えた時に心に持ち上がる
行動に移すまでの障壁になるようなネガティブな感情を、
紙に書きだして捨ててしまいましょう!

このチャレンジをクリアした方はきっと、
チャレンジの前よりもクラシックコンサートに対しての精神的ハードルが
下がっていることでしょう。


2.想像力を駆使する



さて、次からは具体的な効能です。
想像力の持つポジティブな力について、元記事ではこう紹介されています。


想像力を掻き立てる体験にはさまざまありますが、
クラシックコンサートほど多用な想像力を歓喜させる空間はそう多くありません。

といっても決して、ベートーベンの交響曲第5番「運命」の冒頭、
有名な「ジャジャジャジャーン!」のフレーズを聞いて
「ああ、まるで運命が扉を叩いているようだ」などと想起しろといっているわけではないのです。

クラシックコンサートで提供される聴体験とは、
だいたい以下の3つに分類できます。

・インストゥルメンタル(言葉を伴わない楽器演奏)
・外国語の歌を伴う音楽
・日本語の歌を伴う音楽

外国語だからわからなーい、楽器だけなんてつまんなーい
クラシックを嫌いな方の大きな理由になっているこの2つの嘆き。

でも、でも、でも!

この「わからない」「つまらない」を引き起こしている演奏形態こそ、
広大なる想像力の世界へあなたを誘う、大切な舞台装置だとしたら?


クラシックコンサートでなにかを理解しなければいけないというのは大きな間違いです。
なにもわからなくていいし、感想に「正しい」「間違い」はないのです。

だから、先述した「運命」の冒頭を聞いて、
「あー、なんか怒ってるときのウチの母さんってあんな感じだよな」とか
「指揮者の人、首をぶんぶん振ってるけど鞭打ちとか大丈夫なのかな」とか
そういう感想をもってもOKなのです。


あなたの想像力は誰からも不可侵で、なにを発想してもいいのです


わからない外国語だったら、「ドイツ語の響きってへんてこ」とか
「フランス語ってタレントのYOUがしゃべったら似合いそうだな」とか
思うかもしれません。

もっといえば、舞台上で歌われている物語とは全く違ったストーリーを
あなたの頭の中だけで繰り広げてみてもいいのです。

いいですか、オーケストラだろうがオペラだろうが、
ベートーベンだろうがドビュッシーだろうが、
なにを聞き、なにを見、なにを感じたとしても

あなたの想像力は誰からも不可侵で、なにを発想してもいいのです

一流の訓練を受けた燕尾服のプレイヤーが奏でる
生演奏のモーツァルトをBGMに想像したあなたのビジネスプランが
世間を席巻することだって、あるのです。


オーケストラ動き、歌手の呼吸、パンフレットのデザイン、隣の席の美女....
コンサート会場を形作るすべての要素が、
あなたを想像力の世界へと導いていますよ。



3.ものではなく、経験を買う




これほどストレートに、クラシックコンサートの効能をうたうフレーズは
ないかもしれません。

ほとんどの場合、物の購入よりも経験を得ることにお金を使った方が
幸福度が高くなるという研究結果があるようです。

クラシックコンサートは、まさに経験を買うための商品です。

世界的な指揮者が、知人の歌手が、イケメンのフルーティストが
衣裳に身を包み、ライトを浴びて、ステージの上で、
己の肉体と精神の限界をあなたの目の前にさらけ出します
その営みから生まれでた音響体験が、あなたの身体を突き抜けます。

ときには涙を誘い、ときには胸を震わせ、
ときには興奮のるつぼへとあなたを連れて行きます。

日常にはない時間が、体験が、クラシックコンサートにはあるのです。



4.与える




クラシックコンサートに出かける=与える

この図式、すぐには納得できないかもしれません。
けれども、チケットを手に入れるためにあなたが払ったお金はすなわち、
コンサート当日目の前に立つプレイヤーに対する支援に他なりません。

Harvard大学の研究者による研究では、
幸せはお金で買える。ただし、他人のためにお金を使った場合に限る
という結論が出ているそうです。

コンサートという体験を得るためにあなたがお金を払うことは同時に、
プレイヤーを応援し支援することでもあるのです。



5.瞑想する



2.想像力を駆使する の項目では、

コンサート会場で想像力をはたらかせることの素晴らしさをお伝えしましたが、
もちろん、音楽を聴きながら何かを考えなければならないなんていう決まりはありません。

音楽を聴きながら、何も考えず、無の空間に存在をゆだねる

ことだって可能だし、そうしたっていいのです。

普段、瞑想だけの時間をとることができないほど多忙なあなた。
次の週末にはモーツァルトのコンサートのチケットを取ってみましょう。
日々の仕事で疲れているでしょうから、客席で寝てしまったっていいのです。

普段の“動”の生活から、“静”の時間を演出するためのきっかけに、
クラシックコンサートを利用することだって可能です。


6.集中する



自然にクラシックコンサートを楽しめるようになったあなたには、
もうひと味違った鑑賞の仕方をお教えしましょう。

オーケストラでもどんなに小編成のリサイタルでも、
「あえてなにかひとつのことに集中してみる」のです。

・今日は、打楽器の奏者がなにをやっているのかだけをみる
・歌手の表情の変化だけに注意してみよう
・じっと目を瞑ってピアノの音色だけを追ってみよう

ひとときのコンサートのなかでは、さまざまな出来事が飛び交います。
多種多様な楽器がかわりばんこに音を出し、歌手は舞台上を歩き回り、
客席の何処かからは鈴付きの鞄から飴を取り出す音が響いてきます。
それでも今日だけは「ひとつのことだけ」に集中してみるのです。

コンサート会場というクローズドな空間で繰り広げられる数多の出来事から、
その日のあなたの心の琴線に触れた事象を、ひとつだけ救い上げるのです。
そうすれば、約束します、会場からの帰り道は、来た時とは違った風景になっているはずです。






さいごに

世の中には、ドラマティックでエキサイティングな出来事が、
ほんとうに山ほどあります。
そのなかでクラシック音楽が担う役割というのは、
控えめにいってみても、「地味」です。

それでも僕は主張します。

クラシック音楽は、アンプで増幅された電子音が巻き起こす高揚感とは
色彩もテクスチャも異なった興奮を演出することができます。

そこにあるのは一過的な幸せではなく、永劫続くしっとりとした幸福感です。

クラシックコンサートは想像力と沈黙が司る音響体験。
それは世界からあなたへと与えられたプレゼントであり、
あなたが別の誰かを支援することの出来る方法のひとつなのです


yy

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