2012年8月13日月曜日

8/13 愛妙ワークショップ1日目

こんばんは、山野靖博です。
ようやく夜風が涼しい時間になりました。

今日は19時過ぎに自分の部屋へ帰り着いてから
あまりの疲労感に3時間ほどぐったり寝てしまいました。
晩ご飯も食べ損ねてますし、いかんなと思いつつも
眠気にはあらがえませんね。

ある先生が、「20代のうちはずっと眠くて仕方がないものだよー」
と仰ってたことがありますがそういうものなのでしょうか。
曰く、成長ホルモンが必要だからね、だそうで。
年取ったら自然に寝られなくなってくよわっはっは、と
豪快に笑ってらっしゃいましたが…。
でもたしかに、眠くて仕方ないって瞬間、数多くあります。


では、なにをそんなに疲れるようなことをしてきたのか。
といっても過酷な運動をしたわけでもありませんし、
極度の緊張空間に身を置いていたわけでもありません。
実は11月に向けて自主制作をしているオペラがあるのですが、
そのプロダクトの演出家によるワークショップ第1回目にいってきたのです。

どんなプロダクトかちょっとご紹介します。
演目はドニゼッティ作曲「愛の妙薬」というオペラ作品。
とっても愉快な物語で音楽も素敵、人気も高く上演回数も多いチャーミングな喜劇です。
これを原語歌唱に日本語のナレーション台本付き、ピアノ伴奏で上演します。

といいましても残念なのが、一般公開ではないということ。
山梨のある高校の「芸術鑑賞会」用に、生徒と保護者及び教職員向けに
制作をしているのです。

スタッフとキャスティングもちょっと紹介してしまいましょう。

愛の妙薬
企画制作 Cloud of Arts

指揮 佐藤宏充
演出 三輪えり花

ネモリーノ 佐々木洋平
アディーナ 廣橋英枝
ベルコーレ 加耒徹
ドゥルカマーラ 山野靖博
ジャンネッタ 中須美喜

ピアノ 佐々木光 斎藤誠二

うーん、なんと強力な指揮者と演出家!
キャスティングも尊敬する先輩と心通づる友人の力を借りまして、
心強い限りのメンバーが揃っております。
一般公開用の公演も計画しないと勿体ないかなぁ…とも思ってますが〜
要望が多いようでしたら考えます!

物語のあらすじやキャラクターの説明なんかは、
稽古が進んでいくなかで紹介していきますね^^

そんなこんなで本日は演出の三輪えり花さんのご自宅に伺い
オペラを読み解いていくためのワークショップを受けてきました。
参加メンバーは廣橋、佐々木、山野の3名。

キャストそれぞれがこのオペラをどう思っているのか、
自分の役やほかの役にどんな印象を抱いているのかのヒアリングから入り、
演劇の変遷とコメディア・デラルテについての簡単なレクチャー。
そしてスタニスラフスキーの9つの質問を使った戯曲の読み解きの入り口まで。

えり花さんのレッスンはいつも気付かされることが多く、
自分の中にある役や戯曲への漠然としたイメージが着実に
明確な輪郭と確かな生命力を持っていくのを実感できるのですが、
今日の内容で個人的に最もビビッドだったレクチャーが
「コメディア・デラルテ」のキャラクターたちについての話でした。
つまり、コメディのベースは定型のキャラクターで演じられたということ。
欧州産のコメディ台本にであったときはその定型キャラクターに立ち返ってみると
解決される問題が多いということ。

たしかに、愛の妙薬についても、しっかりとピントが合う部分を
たくさん見つけることが出来ました。
恐るべしコメディア・デラルテ。恐るべし三輪えり花。
あ、呼び捨てはいかん。もとい、恐るべし三輪えり花さん。


稽古場の様子を写真に撮ってご紹介しよ〜と考えていたのに、
うっかりシャッターを押すのを忘れしまい…
お見せするのは稽古を終えて腹ぺこから脱却しようと、
みんなで蕎麦をすすってたときの廣橋と佐々木の様子です。

 廣橋英枝
 佐々木洋平

つぎは稽古場も撮ろうっ、と。


yy

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