2012年10月18日木曜日

10/17 和食基本の道具

こんばんは!山野靖博です!
東京は夕方からの冷たい雨に、
ああ日中いくら暑くてももう夏ではないのだなと
しみじみ思わせられる陽気でした。
十五夜もとうに過ぎたのに何を言っているのか、という話ですが・・・^^;


さて、先日実家より譲り受けた道具があります。
使わないなら、といって送ってもらったもの。





これ、なんだかわかりますか?
展開するとこうなります。




完全に木目on木目となっておりますが笑
そうです、鰹節削り器です。

“枯れ節を削って出汁をひく”というのが、僕にとって長年の夢だったのでした。
今までは寮の住環境が手狭だということや、台所が自由にならないという理由で
実現を断念してきたのですが
もういまはやりたい放題できるので、
先日実家に帰ったときに母にお願いをして譲ってもらいました。

曾祖母、僕のひいばあちゃんも使っていたそうなので、相当年季が入ってます。
もしかしたらもっと前からの道具かもしれない。
こういうところにまたしても僕はロマンを感じます笑

しかし近年は出番なくしまわれていて
刃に錆が入っていたのと、
研ぎもまっすぐでなく本枯節が粉にしかならなかったということで
今日金物屋さんに研ぎに出してきました。

「随分年季はいってますねー、でも手作りのような仕上がりですねこの削り器」

僕の持参した道具を手に取って、金物屋さんがそういいました。
もしかしたら僕の曾祖父かその親類縁者が自分で作ったのでしょうか。

「手研ぎで責任もって綺麗にしますね。大切にお預かりします。」
という職人さんの言葉と人柄に、ほっと胸を撫で下ろして手ぶらで店を出てきました。

今週中にはできますよ、といっていたので
仕上がりがとても楽しみです。


yy

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