こんばんは、山野靖博です。
今日は代々木駅からすぐ。
古民家をリノベーションした“DADA CAFE”からの投稿です。
http://www.religare.biz/dada_top.html
3種類のソファーと4つのテーブル席。
古民家特有のカラメル色をした木材の色味と土壁の乳白色。
障子へのライトアップで店内は柔らかい色調に溢れ、
縁側のガラス戸からは庭の木々が見えます。
写真をとってもいいのだけれど、写真を撮るのも野暮なかんじがする、
そんな雰囲気の、居心地のいいお店です。
立て替える前の実家がちょうどこんな感じだったなと、
どこか懐かしい気持ちでぼーっとした時間を過ごしています。
演奏家だから、というわけではないでしょうが、
大事なときのために“験を担ぐ”ことがままあります。
勝負の前にはカツ丼を食べる、なんかはしませんが笑
僕の一番大きな験担ぎは、行動のすべてのスタートをできるだけ「左」から始めること。
なぜかといえば、なぜなのかわかりませんが。
いつか、「芸事の気の流れは左から右なんだよ」と聞いたからかもしれません。
それ以来、いろいろな動作を左から始めます。
わかりやすいところなら、舞台に上るのは必ず左足から。
靴を履くのも左足から。
ズボンをはくのも左足から。
階段を上がるのも、信号で止まってから歩き出すのも左足から。
お風呂に入って髪や顔を洗ったあと、まず洗い始めるのは左手。
歯を磨き始めるのは左の上奥歯が最初。
たいしたことではないけれど、そうして生活をしてくと
なんとなく“リズム”が生まれてくる気がします。
そして、常に自分が表現者として生きることを決めたことを意識できる。
気持ちよく左足から歩き始められた瞬間はかならず
背筋も伸びていますし表情にも生気があることが自分で感じられます。
もはやこれは、験担ぎというものとは様相を変えていて
毎日のルーティントレーニングのような存在になっているのかもしれません。
それでも、僕の中では験担ぎなのです。
芸事に携わるための、大切なルールのひとつ。
行動ひとつで気持ちが変わりますから、たかが習慣されど習慣。
きっと他の演奏家さん、表現者さん、
あるいはそういったことに直接携わっていないみなさんも
それぞれの験担ぎや縁起担ぎの方法を持っているのでしょうね。
yy
0 件のコメント:
コメントを投稿