2014年12月31日水曜日

今年も大変お世話になりました、ありがとうございました!という話






年を越す、というのは不思議な感覚がありますよね。
いつもと同じ1日なんですけれど、もちろん日常とは少し違う感じで。
2014年から2015年に変わるだけというのも違う気がしますし。

昔は年の取り方が数えだったから、元旦に誰もが揃ってひとつ年をとりました。
2月生まれも7月生まれも12月生まれも、1月1日になると一様にひとつ年をとる。
だから、みんなが一斉に生まれ変わるといいますか、そんな感覚があったんじゃないかな。
どこか、禊ぎのような感覚が、年越しにもあったのではないでしょうか。
だからこそ、師走という言葉が生まれたように、誰もが清々しく年を越したいと
12月に奔走するのですね。




大晦日という字は、おおみそかとも読みますし、「おおつごもり」とも読みます。
つごもりは「晦」と書いて、毎月の最後の日のことを指します。
晦は「月隠り(つきごもり)」の変化だそうで。
月の満ち欠けと太陽の運行を暦の基準にしていた和暦では、
毎月1日は朔=新月、つまり新しい月が生まれる日。
反対に晦は月隠りで、翌日新しく生まれ変わるために、月が一度死ぬ日。

それの1年の集積版が大晦日。
月も、僕たちも、新しく生まれ変わるスーパーな日。
明日からの僕は、今日までの僕ではないわけです。





今年は、住む環境や仕事の種類がガラッと変わって、
学生感覚に片足突っ込んでた2013年までとは、本当に生活リズムも
あるいは生きることへの感覚も、変わらざるを得ない1年でした。

うまくいったことばかりではないですし、多くの方に迷惑をかけたり
失礼なことをしてしまったり、そんなことばっかりだったような気もしています。

その反面、自分の歌やパフォーマンスは、
地道ではあるけれど、着実な変化があったとも感じています。

今日までの僕は死にますので、明日から新しい自分として、
よりよく、生きていけたらいいなと思っています。


たくさんの方とのつながりから、現状の自分の実力だけでは体験することができないような
貴重な場所、貴重な味、貴重な風景と出会わせていただきました。
普通だったら共演させていただけないような大先輩とも一緒に歌わせていただく機会もありました。
その全てが、本当に大切な経験となりました。ありがとうございました。



明日からは、より誠実に、よりアクティブに、より大らかに、
自分の夢を実現できるように、さらに頑張っていきたいと思います。


今年も大変お世話になりました。
本当に、ありがとうございました。






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