今日は小さな本番でした。
僕はファルスタッフの抜粋に、ピストーラ役で出演させていただきました。
ファルスタッフはヴェルディの最後のオペラであるとともに、
原作がシェイクスピアということで、
丁寧に勉強したいなと思う作品です。
どこかで1本通して勉強できるといいな、と思いました。
映画の話をしようかなと思います。
昨日見た映画です。
クレイジーハート
監督脚本 スコット・クーパー
原作 トーマス・コップ
主演 ジェフ・ブリッジズ
落ちぶれたカントリーシンガーを主役としたロードムービー。
アルコール中毒で腐りきった主人公バッドを演じたのはジェフ・ブリックス。
“世間に忘れ去られる恐怖感”と“再起への希望”を、
安ウイスキーとギターとともに、しみじみと表現していました。
特に気に入ったのは本編に度々挟まれるアメリカ南部の風景のカット。
バッドの心情に合わせたかのように、序盤は土色の風景をメインとし
愛との出会いを経て新しい道を歩き出した終盤には、抜けるような青空と
微かに朱鷺色に染まる大らかな夕焼けを映し出します。
近頃のハリウッド映画といえば、スピーディな脚本と特殊効果が売りですが、
本作は南部の広い広い荒野と空を象徴するかのように
ゆったりと物語が編まれていきます。
ヒロインは「ダークナイト」でレイチェルを演じたマギー・ジレンホール。
常に悲しみを帯びた表情が魅力的でした。
これからは映画のレビューも、ぼちぼちのせようかなと思います。
yy
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