こんばんは。
山野靖博です。
昨日から山梨におります。
「本当にあなたは用事がないと帰ってこないよね」
と母にぼやかれるほど、ここ3年ほどあまり帰らなかった僕ですが、
この夏から11月までは、久々に山梨づいております。
10月11月は山梨にて演奏機会も頂いております。
後日お知らせが出来ると思いますので、是非楽しみにお待ちください^^
さて、とにかく今日の合唱コンクール。
朝から気合いを入れて直前の調整練習に向かいました。
とはいえ、朝から全力で歌うのは避けたいところ。
喉や体の負担にもなりますからね。
ということで9時の練習開始から40分間ぐらいをかけて、
生徒たちとゆっくりじっくりストレッチと体操をして、
身体を起こすことから始めました。
実は先日自分のレッスンが午前中にありまして、
普段は夕方以降のレッスンが多いものですから
午前中に歌いつけない自分の癖にまんまとはまって、
少し苦い思いをしたのです。
その反省も込めて、今日は寝ぼけた身体をほぐすことを
最優先にしてみました。
静かにストレッチを指示しながら、それに取り組んでいる生徒をみていますと、
立ち方や手の置き方、周りをキョロキョロする様子から、
個人個人の集中力の度合い、緊張の具合、興奮のレヴェルが
手に取るようにわかるので不思議です。
念入りな準備運動の甲斐もあってかその後の発声もスムーズに、
さらに集中力も引き上げられたように感じます。
本番のときこそ基本的なことから。
教えることから教わることの大きさに、あらためて気付かされます。
そんなこんなでいい緊張感のまま本番会場へ移動し迎えた本番。
結果は、奨励賞でした。金・銀・銅・奨励と用意された賞の最低位。
練習の成果は出し切って、集中力と人間味のあるいい演奏をしたと思うのですが、
評価は評価。次回への課題を与えられたステージでした。
しかし同時に、自分たちの良さや強みも自ら実感できた演奏でもありました。
これは大きな収穫。指摘された課題も、もちろん大切な収穫であります。
閉会式を終えた後、生徒のコメントがすばらしかった。
とても楽しかった
去年はコンクールに出場するなんて考えもしなかったのに
こうしてみんなで歌えたことがすごいこと
くやしい、正直言うと、本当にくやしい
ここまでやってきたみんなの頑張りは本当にすごいこと
みんなに会えてよかった、みんなで歌えることが幸せ
楽しかったことはどこまでも素直に楽しかったと笑顔
くやしかったことも偽りない気持ちでくやしかったとくしゃくしゃ顔
なんて可愛らしい生徒たちだろうと、なんて暖かみのある人たちだろうと、
ひとりひとりの言葉を聞きながら感激をしました。
結果は奮わずともお互いにお互いをねぎらい、
悔しさを次の糧とする。
そういう彼らの姿勢こそ、金賞にも劣らない輝きを放っていました。
今日の会場は東京エレクトロン韮崎文化ホール。
3月に友人たちとコジファントゥッテを上演して以来の来場でした。
コジのときは小ホールで今回は大ホールでしたが。
ほんの5ヶ月前が遠い昔のようで懐かしいような気分を感じました。
彼らの次の本番は芸術文化祭。
強い決意を持ってのぞむのだという、そんなみんなの横顔は
凛としていて、とても美しかったです。
yy
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