2015年1月12日はとても楽しい一日でした。
なぜか、はこの辺のポストを参照ください。
週末は山梨にいました!という話(http://tyottoku.blogspot.jp/2015/01/blog-post_13.html)
【演奏情報@山梨】勉強会のお知らせ、という話。http://tyottoku.blogspot.jp/2015/01/blog-post_8.html
勉強会と称して、僕の知り合いの音大生や教育音楽専攻の若い人を集めて、
お互いの演奏を聴いて、みんなで仲良くなることを目的に、演奏会をしたのです。
お客様も自由にご来場いただけて、入場料は無料。
出演者は13名で、それぞれ思い思いの曲を演奏しました。
直前にある試験のための曲。今後レパートリーにしたい曲。この1年で勉強した曲。
全く違う環境で勉強をしている音楽家が集まって、一所懸命演奏をする。
並べて聞いてみると、とても興味深くて、あっという間の2時間でした。
この会のためにプログラムを作ったのですが、
その背表紙に、ごあいさつとして僕の想いを書かせていただきました。
今後も続けていく(と決めた)「勉強会」の指針であるとともに、
山梨に生まれ山梨に育ち、東京で勉強を続ける僕自身の
これからの決意表明でもあります。
転載してみますので、是非読んでみてくださいね。
ごあいさつ
本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
年が明けてすぐのお忙しい時期でありますとともに、成人の日という
大変おめでたい今日、この会場へ足を運んでくださいましたこと心より御礼申し上げます。
この演奏会の目的は3つです。
1、山梨県出身の音楽家が互いの演奏を聴きあう
2、たとえ初対面でも出演者同士がこの会を通して友達になる
3、山梨の土地で日頃の勉強の成果を発表する
そのため今回の演奏会は、普段のコンサートとは趣が少し違います。演奏者は舞台袖から入れ替わり立ち替わり出てくるのではなく、可能な限り皆様と同じ客席に座り、皆様と同じように自分以外の演奏を聴きます。演奏される曲目は、磨き上げられたコンサートピースよりはむしろ、現在勉強している真っ最中の曲や、間近に控える試験での演奏予定曲が多いかと思われます。この演奏会を「勉強会」と名付けた理由はそこにあります。
☆
私が大学生だった頃、年に2回ほど勉強会がありました。師事している先生の門下生が集まって(それこそ学部の1年生から博士課程の大先輩まで)、学年が若い学生から順繰りに演奏をしてくのです。客席にはずらりと門下生が並び、その真ん中に先生が座っています。ちょうど学期末試験の前に開催されましたから、試験曲を先輩後輩の前で披露することになります。試験本番を迎える前に人前で演奏する機会を、門下内で用意していたのです。本番の試験よりも緊張したものでした。そして互いに演奏を聴きあった後は、先輩にご飯へ連れていってもらい、感想やアドバイスをいただいたり、全く関係のないくだらない話で盛り上がったりしました。
☆
山梨県からはたくさんの音楽家が輩出されています。今日集まっただけでも13人です。声をかけたけれどスケジュールが合わなかった方、国内を飛び出して海外で勉強している方、会場の大きさ的に声をかけられなかった管弦打楽器奏者を考えると、それだけでも50人ぐらいの規模になります。私自身とまだ交流がないけれど山梨県出身という演奏家、より年上の世代やこれから県内外で活躍し始める年下の世代まで含めると相当数になるに違いありません。
これは私の考えですが、彼らはみんな(私も含めて)、”山梨の門下生”です。どの先生に習っているか、何の楽器か、どこで勉強をしているか、そういったことは小さな違いであって、山梨で育った演奏家はみんな同じ”山梨門下"だと思うのです。
そんな”山梨門下”が一堂に会して互いの演奏を聴きあう機会が欲しいなと、常々思ってきたのでした。その思いが形になったのが、本日の「勉強会」です。
今日は第一回目ということもあり、主に私の高校時代の後輩や大学時代の先輩が集まってくれています。回を重ねるにつれ、より広い方面からたくさんの音楽家が参加し、交流を深めていける会になればいいなと思います。
そして、ご来場下さいました皆様におきましては、これからも音楽の勉強を続け活躍の場を広げていく出演者への、より一層の応援をいただけましたら主催としてこれほど幸せなことはありません。
それでは出演者一同、張り切って演奏いたします!
束の間ではございますが、お楽しみください。
山野靖博
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