若いうちは貧乏でも幸せに暮らせる、というフレーズを聞いたことあります。
わからないでもないですが。
これって、終身雇用制と年功序列型賃金を擁護するための論ですよね。
（年を取れば収入も上がるんだから）若いうちは貧乏でも（未来は約束されているので）幸せに暮らせる。
ということでしょう？
そんなことはない。若者は金がなくてもエネルギーがあるし、金がないなりに毎日のなかに楽しいことをみつけられる。
とかいう反論もあるんでしょうか。
若くてエネルギーがあるからこそいろんなところへいって遊びたいし、
いろんなものに触れて知識や経験を蓄えたいし、つまりそのためには金がいると思うんですけれどね。
いまの世の中、明日をも知れないわけですから、年功序列とか機能しなくなるし（若者が少なすぎるから）、
そうするといまは貧乏でも年取ればゆくゆくは（自動的に）余裕のある暮らしができるなんて戯言信じられません。
あるいは、現代は生活コストが下がったので貧乏でもそれなりに幸せに不自由なく暮らせる、という考え方もあるようです。
でも、僕は嫌ですよ、毎日コンビニ弁当とかインスタント食品とか。
ワードローブはファストファッションとフリマで買ったものばかりだとか。
本は中古で映画はDVDで休日はインターネットで、みたいな生活。
そりゃそれなりに楽しいかもしれないけれど、それなりはそれなり、ですから。
消費することにそれほど魅力を感じない方も確かにいるでしょう。
物欲がない、というやつ。
でも僕は物欲も食欲も遊びたい欲も学習欲もあるからなー。
毎月どこかを切り詰めずとも自由に書籍を買える、とか
毎月後ろめたくなく自分が格好よくなるための服を買える、とか
毎月ギリギリではなく週に数回は外で美味しいものを食べられる、とか
毎月苦しい思いをせずとも歌のレッスンに通う余裕がある、とか
そういう生活目指したいですよ。めちゃめちゃ消費意欲ありますよ。
だから、お金、稼ぎたいですよね。
「音楽はお金のためにやるものじゃない」とか「日本ではクラシックでは食べていけない」とか
いろいろあるけれど、でも僕はお金稼げるようになりたいと思いますよ。切実に。
冷静に分析して、すぐに自分の歌の魅力だけで自立できはしないとわかっているので
その部分は時間をかけてスキルを磨くとして。
でも、音楽一本で稼げるという状態は、とくに望んでいないので。
いろんな収入源を持っていて、歌も歌えるという生活が最終的に理想です。
「いろんな」のところは教えることだったり、食べ物のことだったり、モデルのことだったり、ディレクションのことだったり、本当にいろんな可能性があるしそれぞれのタネを少しずつ育てていく段階だと思います。
大学院や研修所いってる友達とか、留学している知り合いのみんなとか、
羨ましいなーと思うこともあるけれど、よくよく考えていくと
やはり僕はまだいま「効率的に学ぶ」準備ができていないという自己判断に至るので、
「前向きに学べるフェーズ」に自分を引っ張り上げるまでいろんなことをやってます。
いま各地で勉強をしている仲間は、「自分の能力で稼ぐ」そのための準備を必死こいてやってるってことですものね。
僕だってうかうかしてられません。
正直、若いうちだって貧乏は嫌です。
お金なくてもそれなりに不自由なく暮らすスキルはあると思ってますけど、
でもやっぱり僕はお金が欲しいです。
お金が欲しいっていうそのモチベーションから、
こうやって毎日ブログ書いたりしてるわけですから。
いままでは嫌で嫌で仕方のなかったジムに通ったりしているわけですから。
ほんと、お金が欲しいという欲望は、上手く付き合えば悪いものではないはずです。
0 件のコメント:
コメントを投稿