もしも私たちが毎日ベストなアウトプットを続けたいと思ったら、
過度な疲れを蓄積しないで済むような生活をデザインしなければいけません。
睡眠不足や疲労が溜まった状態では、頭もうまくまわらないですし、
アイディアの発見や、スピーディな意思決定も難しくなります。
なんとも重要な問題です。
その点でもっとも大事なファクターは、スケジュール管理なのではないでしょうか。
仕事が忙しい時、僕たちが削ってしまいがちなのが、睡眠と食事の時間です。
やることが山積みだからついつい昼食をとるのが後回しになったり、
夜に仕事を頑張ってみたり。
でも、少なくとも僕には、この方法での仕事の仕方は合ってないのです。
僕の身体は経験から考えて、8時間は睡眠をとらないと生産性が低下するし、
一度にたくさんは食べられないのに基礎代謝がすこしだけ多いので、
こまめにものを食べつづけるというのが理想な状態なのです。
寝不足はそれなりにナチュラルハイな感じを作り出して一見元気になるのですけれど、
睡眠時間が短いと胃腸の働きが悪くなるらしく日中の食事の量が減ります。
日中食べないから夜お腹がすいて、そのときに食べると目が覚めちゃって寝付けなくなる。
日中は頭がぼーっとしてるのに、夜は頭がクリアになっちゃうこの悪循環。
また、僕のおなかが空いたときの状態は相当不機嫌に見えるらしいし
そして事実不機嫌です。
手先がスーッと冷えてきて視界がぼんやりしてくるくらいにお腹が減ると、
何かを食べるために身体を動かすことさえ億劫になります。
だから、本当は、僕の生活のなかでは睡眠と食事の時間を確保するというのが最優先事項のはずなのです。
にもかかわらず、この時間がどうしても削られてしまう。
その理由はひとえに、スケジュールを組む段階で事前に休養の時間を想定していないから。
このあやまちを、これまで何度も犯してきたのです。
スケジュール管理の段階で何度も同じような間違いをしてしまうのはなぜか。
そう考えていたら思い当たりました。
僕は、仕事を断ったり、仕事よりも自己休養を優先するときに、どうも罪悪感があるんです。
罪悪感はつまり不快な体験です。人間は無意識的に不快な体験を避けようとしますから、
仕事を断ることや自己休養することを避けていくという行動傾向になります。
その選択が非生産性に繋がると、よく考えればわかるはずなのに。
僕は1年のなかでかなりの回数、こういう失敗をします。
本当に学習しません。よくない。
この「仕事より自分を選ぶことに罪悪感を感じる」という思考のメカニズム、
ちゃんと向き合って考えてみなければいけないと思います。
社会のシステムによって植え付けられているのか、あるいは自分特有の思考傾向なのか。
いままで「自分はスケジュール管理が下手だから、そこを上手くできるようになろう」と考えてましたが、
問題の原因は別のところにあったのですね。
これがわかっただけでも本日の収穫、大きな前進です。
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