2014年11月16日日曜日

どんな視点を持つかに気をつければ行動による価値は最大化される、という話








なにかやるのであれば、その価値は最大化させていきたいと思っているのであります。
というか、なんとなくそれをやるのであれば、むしろやらずに、
他のことに時間と体力と集中力を使った方がいいにきまっています。



たとえば僕が歌の練習を続けているのも、山野靖博という歌い手の価値を増やしていくためだし、
僕自身の人生の充実度といった価値を大きくしていくための試みでもあります。
そして同時に、僕の歌が上手くなることは、聴いてくださるお客様の聴体験の品質があがり
そういった意味で他人の人生の価値がちょっと上がることはもちろん、
僕がこだわっている「山梨への価値の還元」「日本のクラシック音楽市場への価値の還元」にも
繋がってくることだと思うのですね。


僕の歌が上手くなれば、もちろんその歌を山梨の人に聴いてもらうという直接的な行動からも
素敵な瞬間を共有していただけるでしょう。
さらには、僕の歌が上手くなることにより、東京を含めた演奏業界のなかで僕の信頼度が増し、
そのことによってより多くの素晴しい演奏家が「山野が言うんだからいっちょ山梨行ってやるか」
と思ってくれるかもしれません。
僕を通して、間接的に、山梨のクラシック音楽事情がどんどん高品質になる可能性があります。
そんな状態が長く続けば、山梨県内はもとより県外・国外からも
「Yamanashiってなんかしらんけど良い演奏家がいっぱい集まってコンサートをしてるらしいから遊びにいこうか」
なんてムーブメントが起きて、観光客や移住者が増えるかもしれません。
僕ひとりが日々コツコツ練習をすることによって、ここまで価値が最大化されるわけです。
本当にそうなると、僕、確信しています。




そんな大層な理由じゃないところでも、
たとえばどうせ寝るなら最大限に身体休めてやろう、とか
やりたくない作業でもそこからひとつでも何かを学んでやろう、とか
コンビニご飯でもレシピを推測して最近の飲食のトレンドを読み取ってやろう、とか
ひとつの物事に関わるとしても、僕らの気持ち次第でより多くのことを学び取れると思うのです。



ひとつ難しいのは、この「なにごとからもより多くを学びより多くの価値に繋げよう」という姿勢は、
訓練しないと身に付かないという点です。
僕だってダラダラと単純作業を繰り返すが如く、毎日を過ごすことがあります。
てか、よほど気をつけないとそんな日がほとんどなんて時がざらです。

でも、それに甘んじない。
ダラダラしたいときはより積極的にダラダラして、ダラダラの価値を最大化しましょう。
詭弁ではありません。

たとえなんの価値にもならないように見えることであっても、
なんとかして自分のなかで価値に繋げる。ようは気持ちの問題なのです。
価値の最大化は行動によって導かれるのではなく、視点によって保障されるのです。
出口を意識して入り口の敷居をまたぐこと。これが大事。



どこにたどり着きたいか、なにを手に入れたいか。
これを決めてから物事に取りかかることが、自分の行動によって価値を最大化させる
最も有効な方法のひとつに違いありません。





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