昨日、山梨県はコラニー文化ホールにて、MABOROSI〜オペラ源氏物語〜が
無事に千秋楽を迎えました。
僕の大学の大先輩でもあり、山梨県在住でもある歌手の本岩孝之さんの
「地方都市から全国・世界へと何かを発信したい」という発案によりスタートしたというこのプロジェクト。
ご縁あって、僕は合唱のオリジナルメンバーとして、初演の舞台に立たせていただきました。
源氏物語を題材に、ということで、当初どんなに艶やかなオペラになるのかとワクワクしていましたが、
今回作劇を担当された林望先生が選んだのは、源氏の最晩年にあたる「幻」の帖。
紫上を亡くした源氏の懺悔と悲しみ、現世との惜別の決意が物語の本筋になっています。
最終公演をご覧になり、打ち上げの席でスピーチをされたロバート・キャンベル教授が、
「枯淡と鎮魂の章」といった言葉で表現されて、その表現にハッとしました。
シンプルな意匠の装置に照明や映像で季節の移り変わりや場面転換を映写して、
実体のないような独特の美しさを表現した舞台は、とても綺麗だったと思います。
上の写真は紫上の一周忌の法要の場面。男声合唱がお経を読み上げ(!)、
そこにオーケストラが無調音楽的に絡んできて、なんとも緊張感のあるシーンでした。
ここで僕はちょっとしたソロを頂きました。
甲府の街で新作のオペラが上演されるという今回の機会は、とてもエキサイティングでした。
多くの人との新しい出会いと、多くの人との再開と、本当にたくさんの方々と会話ができました。
スケジュールを振り返ってみると、今年頭から本格的に始動した稽古。
今月19日の小屋入から本番含めて8回通して演奏したことになりますが、
これはさすがに疲れました。笑
初日の夜公演に出演された、ソプラノ辰巳真理恵さんとテノール山本耕平さん。
これは稽古後に食事に出たときのスリーショット。
「お経」のシーンのあと、男声合唱と出演者との写真。
キャストは前列左から本岩潤子さん、辰巳真理恵さん、二見麻衣子さん。
合唱には僕の大学の先輩でもある大澤歩土さん、高校大学の後輩である島崎涼さんもいらっしゃいました。
休憩中にいろんな話ができて楽しかったなー。
初日夜公演終演後の写真。山本耕平さん、辰巳真理恵さん、僕。
他のキャストのみなさんとの写真が僕の手元にないので(苦笑)
それはまた手に入った時にご紹介します!
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