日中は暑さが残りますが、
夕方を過ぎてしまえばジャケットを羽織っても
息苦しくないほどに気温が下がってきました。
ジャケットスタイルが大好きな僕には
待ち遠しかった季節の到来です!
リネンやトロピカル生地のジャケットを持っていれば
夏でもジャケットスタイルを楽しめるのですが、
残念ながら現在の僕のワードローブにはそれらがなく。
それでもTシャツやポロシャツの大方は少し気分と違うので
今年の夏はほとんどワイシャツで過ごしました。
ネクタイも大好きなので、ほぼ毎日タイドアップします。
加えて、ワイシャツだけで外に出るのはちょっと嫌だったので
かならずジレを上に着ることにしていました。
世のクールビズとは逆行するスタイルで今夏を過ごしました。
ちょっとリラックスしたい気分のときは、トップスをデニムシャツ一枚にしたり。
なので今年の夏僕と会われた方は必ず
タイドアップしてジレ着用のワイシャツの袖は3回折り か
デニムシャツとコットンパンツ
のどちらかを目撃しているはず・・・
しかもそれを構成する色は
ネイビー、白、黒、グレー、ブラウン、のいずれか。
他には服もってないのか、と思われた方もいるでしょうが、
そうです、他に服を持っていないのです笑
実は今年に入ってから自分のファッションに対するテーマを決めました。
「なるべく少ないアイテムで、なるべくシンプルなスタイルを目指そう」
それに伴い多くの服を捨てたのです。
2年ほど前から自分の中での服装に対する思いみたいなものの変化は
薄々感じていたのですが、ええいとフォーカスを絞る決意をしたのは今年。
結果、ワードローブのダイエットは僕にとってたいへん効果的なセラピーとなりました。
なんせ毎朝服に悩むことがほとんどなくなります。
そりゃそうです、選ぶほどアイテムの量がないのですから。
そして毎日同じ色を身につけることになります。
気分によって色や柄を選ぶなんてこともしません。
毎日毎日ソリッドないし小紋柄のアイテムに淡々と袖を通していきます。
もちろんこれをつまらないと感じる方もいらっしゃると思いますが、
僕にとっては非常にストレスフリーな営みだし、
同時にかなりエキサイティングな挑戦でもあります。
毎日向き合うネイビーという色に、その日の体調や精神状態をあぶり出されますから。
また、服を着るということを根本的に考え直させられます。
ジレのフィット具合、ネクタイのノットの美しさ、ディンプルの加減
ワイシャツのコンディション、すべてにブラッシングが行き届いているか、靴は綺麗か、
そういったことこそ出で立ちを大きく左右するのだと気付かせてくれます。
決して、アイテムの豊富さや色の多さでなく。
ブラッシングをさぼったり靴がくすんでいるときは、
大概忙しかったりストレスが溜まっているときで、
ファッションは自分の生活状況や心の余裕を映し出す鏡になってくれることを知ります。
もっとも大きなメリットは、買い物に慎重になるということです。
“それは長く付き合えるいいものだろうか”
“数少ない控えベンチにこいつを座らせることは最善だろうか”
“4日に1度袖を通すとしても毎回新鮮に付き合えるアイテムだろうか”
こういうことを必然的に考えるようになります。
僕はこういう生活を気に入っています。
なによりもネイビーや黒、白、グレー、ブラウンといった色たちを愛しています。
ジェントルマンへの憧れもあります。
細身長身で、
マッシュルームヘアで、
ネイビーを含むスーツライクなスタイルで、
のっぺりしたネイビーの鞄を持っている男性を街で見かけたら声をかけてください。
きっと大概は、それが山野靖博です。
ただし別人の場合の責任は取りませんのであしからず^^
yy
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